大手建材会社に29年間勤務し管理職まで経験しましたが、ひとつの物件が終わるとすぐに次の物件を処理するといった流れ作業的にこなすだけの仕事を業務としていました。 実際の現場が見えない状態に、定年までこの業務が続くのかという疑問を感じていました。 そんな時に相互スチールという「社員が楽しそうに仕事をしている会社」に出会い、ここならば「人対人の仕事」ができると思い、入社を希望しました。
改修工事の発注を受けると、自分の判断で見積もりを作ります。
例えばシャッターだったら電動にしますか? 手動にしますか? 場合によってはシャッターではなくて扉をお勧めするときもあります。改修工事には正解がないのです。 わたしども営業の提案次第で、工事内容が変わってきます。
そこが面白いところでもあり、難しいところでもあります。
この業界も、これから厳しくなってくるのではと言われています。
ただし、相互スチールの主な業務は改修工事です。
建物がある限り改修の仕事は絶えません。
自由にやらせていただける環境は、普通の会社ではあまりないと思います。私もこの業界を知らないまま飛び込んで、ここまでやってきました。
この世界を知らないからと物おじせず、飛び込んでみるのも良いかと思います。
私は、入社してからずっと工事部で、現場作業を行っておりましたが、二年半前に工事部から営業部に配置転換となりました。営業部では、お客様のご要望を第一に考え、ご対応出来る様に心掛けております。一方で、現場出身として工事に携わる者の気持ちも忘れずに励んでおります。
営業部へ異動してしばらくは色々と分からない事も多く、お客様との付き合い方など、社長から様々な助言を受けることから始めました。
仕事を続けるうち、工事部での経験や知識が役立つ事も分かり、大きなやりがいを感じております。
今日も、上の娘から父の日に貰ったネクタイを締め、お客様の元へ向かいます。
サッシやシャッター、ドアなどは、人の通り道にあるものです。 例えば玄関扉の工事の場合、なにかのミスで鍵がかからない、扉を閉じられないなどの問題が生じても、そこはみなさんの生活の場ですから、工事を翌日にまたぐことはできません。
正確、慎重、早急な作業を心がけながら、弊社の諸先輩方も、その日のうちになんとしても収めることを信条に工事を行ってきました。
この業界にも高齢化の波が押し寄せています。
同業他社を見ても若い人の姿は減っていると感じます。
しかし弊社には、ここ数年、十代の社員が入社しています。
若い人材が入りやすく、育ってゆける環境があると感じています。
私も何もわからない若者として入社し、育てられ、二十年が過ぎようとしています。
朝早い作業や過酷な作業もありますが、興味のある方は歓迎します。
前職はIT企業です。仕事は過酷でした。頭が休まる暇もないまま昼夜休日関係なく対応に追われる毎日で、転職を考えていました。
以前からモノ作りやモノの仕組みを知るのが好きで建築への興味もあったことから、既製品では対応できない改修業務を行っているこの会社が、自分には合っていると思いました。二年間工事部に籍を置き、今年1月に営業に異動しました。
工事部では、様々な職人仕事に接することができました。
例えば何かミスがあっても、ただのミスで終わらせることなくリカバリする技術があります。それらを目の当たりにして、モノづくりの面白さ、手仕事のすごさを実感しました。
営業部に移っても、工事部で身につけたスキルで、簡単な改修は一人でやってしまうこともあります。
社内では、様々な現場や経験から得てきた、金属加工やガラス加工などにまつわる職人技、そのために作った専門の道具が、社内の共有財産になっていて、なかなか学べない技を広く深く得ることができます。
建築物は人が住んで人が使えば、必ずもろくなります。その時に必要とされるのが改修工事です。この仕事は、建築と人の営みがある限り末永く続いてゆくものだと感じています。